ボーっと一日過ごしてたら気付いたら放課後だった。

お昼いつ食べたかわかんないくらい、記憶が飛んでる。

「いーずみー。何してるの?」

廊下にいたさえかがひょっこり顔を出していた。

「何って…。椅子に座って机でボーって…。」

「そんなこと聞いてないょッ!まだ帰らないの?」

「帰れたらとっくに帰ってるから」

きょとんと目を丸くするさえか。

「…もしかして。大門カード埋まっちゃったの?」

恐る恐る聞くさえか。