「損なんかしないよ」 「えっ」 「所詮、裏で叩く事しか出来ない弱い人間じゃ、私を傷つけることなんか出来ないのよ」 私を引き寄せる彼の腕を 私の空いた左手でつかみ、そして私から離す 「私と同じ土俵にあがらなきゃ、 私を負かすことは出来ないの」 だからね、覚えておいてね、入家君。 わたしは貴方が思うほど、やわじゃない。 わたしは男に守られたいわけじゃない。 わたしは男に背中を預けて共に戦う女なの。 男に依存することでしか、自分を保てない女とは違うのよ。