「やっぱり、下手、よねぇ………。」
携帯を見ながら七海は呟いた
「確かに」
隣に目を向けると最近発売されたコーンソーダを飲んでいる綾乃と目が合った
「そこは、少しくらい否定しなさい。」
「だって、本当のことじゃない」
綾乃は言った
携帯の画面に浮かぶ文字たちは岬と佐倉の会話で止まっている
最近、小説を書き始めた七海は自分の文才のなさに呆れ返っていた
「はぁ…。なんで私ってこうも国語力がないんだろう……。」
ポツリとつぶやいて肩を落とすと綾乃がぽんっと頭に手を置いた。
「あんたは恋愛経験が少なすぎるのよ」
