それからも色々あったけど、
段々と…まとまりだした4人。

秋になり同居生活も3ヶ月が過ぎようとしていた。

「ねぇねぇ~さっき知らないおじさんが
近くでウロウロしてたよ?」
そう言ってくる雪乃。

「え~それって危なく無い!?
どんな人だった?」
警戒するように聞く。

「えっとねぇ~40後半ぐらいの人で
白髪混ざりのカッコイイおじさんだったよ!」
何故か嬉しそうに答える雪乃。

「何で…嬉しそうなのよ…?」

「だって~カッコ良かったし
何か、ありそうでワクワクするから」
そう言いながらニコニコ笑う雪乃。

「…あんたねぇ~」
呆れて溜め息が出てしまう。

すると悠斗が帰ってきた。

「ただいま……玄関の方まで話し声が聞こえてたぞ。
うるせーな」
そう言いながらリビングに入ってきた。

「お帰り。うるさいは、余計よ」

「お帰りなさーい。
あのねぇ~さっき変なおじさんが家の近くで
ウロウロしてたの」
詳しく説明をする雪乃。