「えっ!?新彼!?」
思わず驚いて叫ぶ私と輝君。

「うん。有名な大学の4年生で、凄いイケメンなんだよ~」
照れたように説明してくれる。

「…あんた、またろくな男に捕まってないでしょうねぇ~?」

「大丈夫だよ~彼凄く優しいし」
まったく疑っていない様子だ!

あんた…
それで、どんだけ騙された…?

「違うんならいいけど…気をつけなよ?
また二股とかされたらいけないから」

「分かってるよ~今回は、大丈夫。
じゃあ、これからデートだからまたねぇ~」
そう言い機嫌よく出て行く雪乃。

「本当に大丈夫かなぁ~?」
雪乃は、昔から警戒心とかないから
心配になってくる。

すると
「大丈夫か?輝」
輝君を心配する悠斗の声が聞こえてきた。

振り返り見てみると輝君は、意気消沈していた。

「雪乃ちゃん…彼氏出来たんだ…」