「仲良しだよねぇ~2人共」
クスクス笑う雪乃。

「しかし
そっちも輝君とずいぶん仲良しになったね!?」

「ウフフッ…だって
輝君の服の好みが私と一緒なんだもん」
笑顔で言う雪乃。

「そうそう。俺達好みが合うんだよねぇ~
運命かも」
照れてように笑う輝君。

「アハハッ、輝君照れてる~」
思わず笑ってしまう。

でも、確かに好みや明るく人懐っこい雰囲気が似てて…

お似合いかもしれない。

「ねぇねぇもしかして、そのまま付き合っちゃう?」
雪乃にちょっかいをかけてみると

「え~でも~私の彼氏希望者ってたくさん居るし~」
そう言ってくる。

「たくさんねぇ~」
大体は、ろくでもない奴ばかりだけど
呆れながら聞いていると雪乃のスマホが鳴り出した。

「…誰…?」

「あ、最近付き合うことになった宏樹君だ~」
喜びながら叫ぶ雪乃。