「もう忘れ物は、無いか?」
悠斗が聞いてきた。
「うん、大丈夫」
階段を下りると
私達は、見送るため外に出た。
「今日でお別れなんて……寂しいよ」
悲しそうに言う雪乃。
「元気でね…輝君」
私もお別れの挨拶をする。
「もう会えなくなる訳じゃねぇーんだから
そんな悲しそうな顔をするなよ…」
呆れながら言う悠斗。
ムッ
「悠斗は、言いわよね。大学一緒なんだからさ。
私達は、連絡を取らないとなかなか会えないのに」
「まぁまぁ…最後なんだから
喧嘩しないで」と慌てて止める雪乃。
「も~出て行くのが悠斗だったら良かったのに…」
「言われ無くてもその内に出て行くから心配すんな!
誰が…こんな家…」
はぁっ!?何よそれ
本当に失礼な奴。ムカついて仕方がない。



