「私は、早川麻衣です。そんな…全然。
逆にお世話になってるぐらいで」
謙虚に言い返すと
「…確かに世話されてるよな。お前も場合」
ボソッと呟いてくる悠斗。
あんたは、黙ってて。
まったく…。
「はじめてまして~大澤雪乃です。
輝君は、明るくていい人なので、家に居てもとても楽しいんですよ」
雪乃も自己紹介をしてきた。
「そうなんですか。
この子は、家だと大人しいから…それを聞いて安心しました」
ニコッと笑いながら言う晶子さん。
「それは、姉ちゃんの言う事を聞かないとうるさいからで
そんなことより何しに来たんだよ!?
何を言っても俺、家に戻る気なんて無いし。結婚相手は、自分で見つけるからな!」
強い口調で言い放つ輝君。
「輝聞いて。あれから、私達反省したのよ。
あなたが、可愛くてついつい構ってしまったけど…あなたの意見も尊重しないとダメだって」
「…姉ちゃん…」
「もう何も言わないわ。
多少は、やっぱり口だしをしてしまうかも知れないけど…あなたの人生だもの。
あなたで、決めなさい!」
そう言う美樹さん。
「じゃあ…結婚相手を自分で決めたり…俺の好きな事させてくれるのか?」
「もちろん。自分のしたいようになさい。
ただ、心配だから家にも帰って来てくれると嬉しいんだけど…」
晶子さんがそう言ってきた。



