「うわぁっ!?」

「誰だ…あんた!?」
お互いに驚くが1人の茶髪の男性がそう言ってくる。

それは、こっちのセリフなんだけど…

「あなたこそ誰!?私は、ココの娘だけど…
ちょっとそれより勝手に入って来ないでよ!!」
必死に怒りながら言う。

本当は、恐くて仕方がないけど
負けず嫌いな私は、気丈な態度をとる。
怯んだら負けよ!!

そうしたら
「はぁっ!?
俺は、ココの持ち主の知り合いって言う喫茶店のマスターに
しばらくココ誰も使わないから貸してくれるって
言われて来たんだ!」

はい!?

「…そんな話、聞いて無いわよ!?その喫茶店のマスターって誰よ?」
何を言い出すのだ……この男は…?

「俺が、バイトしてる『スノーマン』って言う喫茶店だよ!」
彼の言葉を聞いてまた驚いた。えぇっ!?

そこのマスターってよく知っている。
お父さんの昔から仲のいい友人で、よく家にも来た事もある。
何よりお菓子作りのアドバイスをしてくれる私の師匠みたいな人だ。

でも、これってどう言う事!?