4人の同居生活を始めて次の日の朝。
私は、朝食作りをしていた。
ジュ~とフライパンで焼いていたら

「あっおはよう」
アイツが起きてきた。

アイツに朝から挨拶をするなんて
何だか変な気分。

「ふぁ~おはよう。お前…何作ってんの?
その焦げて甘そうな物は…何?」
眠そうにあくびをしながら言う悠斗。

「フレンチトーストよ!」

「…俺いらねぇーから
朝からそんなもん食べたくねぇ~」
もの凄く嫌そうな表情をしてきた。

ムカッ
いや、誰もあんたのために作ってないから

「別にあんたのために作った訳じゃ無いわよ!
あんたのは、そこにトースト焼いてあるからそれを食べて」
フライ返しでテーブルの方を差す。

普通のトーストもちゃんと用意しておいた。
本当は、あんたの分なんて作りたくないけど…仕方がないし

「…俺、ご飯派なんだけど…」
しかし、そう言ってきた。コイツ……

「…いちいち文句を言わない。
言うのなら食べなければいいでしょ!?」