「あっだから、雪乃ちゃんが俺と付き合うって分かった時
あんなに怒ったのか!?」

「お前…普通そこで気づくだろ!?…鈍感過ぎ」
かなり呆れ返る悠斗。

「まさか、マスターがライバルだなんて」
驚きを隠せない輝君。

そうしたら
スマホが鳴った。

「あっ!?雪乃ちゃんからだ」
大喜びしながら電話に出る輝君。

「もしもし、雪乃ちゃん?…う、うん?
うんうん。分かった~すぐ行く~」
そう言い電話を切った。

「雪乃何だって?」

「仕事早く終わってマネージャーさんに近くの
コンビニまで降ろしてもらったんだって
だから、迎えに行って来るよ!」
嬉しそうに出かけて行く。

「へぇ~良かったよねぇ~輝君」
そう言うと悠斗が、

「…うん。でも…何か嫌な予感がするんだよなぁ…?」

「…嫌な予感?どんな…!?」