そうしたら
悠斗が帰ってきた。

ガチャッ
「あっお帰りー!!」

「ずいぶんと今日も一段としょぼくれてるなぁ~輝」
呆れながら言う悠斗。

「だって…
最近雪乃ちゃんとまともにデートに行く事も 
一緒に生活をする事もままならないんだもん」
可愛く寂しそうに言った。

「…お前は、どうでもいいけど
マスターも似たような事を言ってたぞ!」

「え~どうでもいいなんて酷い……ぐっすん」
ショックを受ける輝君。

「えっ…幸信おじさんも!?
また何で?」
ってか、何で幸信おじさんが?

「お前ら知らねぇーの?
マスターって雪乃のファンなんだぜ!?」

「あ、そうだった!?」
すっかり忘れていた。

「…えぇっ!?そうだったの?
全然知らなかった」
驚く輝君。

「普通気づくだろ?輝……」
呆れ返る悠斗。