「そうだね。
なかなかいいアイデアって出ないよねぇ~」
うーんと私が悩んでいると輝君が
「俺だったら雪乃ちゃんが、出演してくれるだけで
十分満足なんだけどなぁ~」
溜め息混じりにそう言い出した。
「輝君……」
「だってさ、初めてのCMなんだぜ!?
やっぱり「これが、俺の雪乃ちゃんだ!」って
思いたいじゃん?」
「輝君の…私を?」
「う、うん。
俺にとったら雪乃ちゃんは、可愛くてふわっと
した感じだからさ。
周りもそう思ってくれたら嬉しいなぁ~なんて
アハハッ俺…何言ってるんだろ!?」
苦笑いしながら照れる輝君。
「確かに雪乃のイメージってそんな感じだよね」
私も納得する。
「…2人にとって…私は、可愛くてふわっとか…」
何だか考え込む。
しばらくすると雪乃が
「あっ!!そっか…そのまんまにしたらいいんだ…!?」
突然思い出したように言う。
「…え?何かいいアイデアが浮かんだの?」
私は、驚いて尋ねる。
「うん。輝君と麻衣ちゃんありがと~う」
喜びながら私達に抱きつく雪乃。
本当に大丈夫だろうか?



