「あれ~麻衣ちゃん顔が赤いよ~?
照れてる?」
笑いながらツッコミを入れてくる雪乃。

「そ、そんな訳が無いじゃん!?
変な事言わないでよ~」
慌てて顔を手で隠した。

「フフッ……、隠してもバレバレだよ~麻衣ちゃん」

「そうだよ~白状しろよ~」
輝君までもがニヤニヤしながらそう言い寄ってくる。

「だ、だから違うってば~」
恥ずかしくてなり慌ててリビングから逃げ出した。

もう変に私をからかわないでよ!!

「あー逃げた~!?ますます怪しい」
2人は、余計ニヤニヤ笑いながら言っていた。

悠斗は、それを見ながら
「…まったく…相変わらず騒がしい奴らだな」
呆れながらもクスッと笑う悠斗。

悠斗がお父さんと和解してくれて
本当に良かった。

また、元通りの平和な日常に戻るのだと
そう思っていたら
またもや驚かされることが起きた。