私は、早川麻衣 19歳。
小さい頃からパティシエになることが夢だった。

そのために高校を卒業すると1年間
フランスに留学をする。
慣れない環境にフランス語。

覚える事は、たくさをあって大変だったけど
夢のために頑張ってこれた。
そして、今日留学期間を終えて我が家に戻って来たのだが……

ピンポーン

ピンポーン
……誰も出ない。おかしいな?

「あれー?手紙書いておいたのに…何で!?
誰も居ないのよ~?」

(もう、仕方が無いなぁ~お母さんったら)
ガチャッと持っている自宅の鍵を使って入る事にする。
お母さんは、意外とそそっかしいから
きっと帰って来る時間帯を間違えている可能性があるわね。

そう思っていた。
ドアを開けて重たい荷物を運び出す。

「ふぅ~ただいまー」
中に入ってみると何故か荷物の入ったダンボールがたくさん置いてあった。

何よ…これ…!?

まるで引っ越しでもするかのように大量の荷物が
あちらこちらにあるじゃないか。