「お願いだ!
課題のノート見せてくれ!!」


「あ~…ごめん無理」


「イマっちひでぇ!
お前それでも俺の友達か!?」


「だって僕だって忘れたんだもん」


「……?じゃあこれは?」


「ハルナさんのノート」


「あぁ辻村ちゃんの。
可愛いよなぁ辻村晴菜」


「……カネっち?」


「あぁーやめろ!
その笑顔はやめろイマっち!

わーってるって!
辻村ちゃんはイマっちのだって」


「……まぁ話を戻すと。

僕も今日課題を忘れてね。
ハルナさんに見せてもらっているんだ。

つまりこのノートはハルナさんのを写したんだ。

僕のを借りたいのなら、
ハルナさんに許可を取ってね」


「わかった!」




カネっちは元気良くハルナさんに話しかけに行く。

何を話しているかわからなかったけど、
カネっちは元気良く戻ってきたから、

大体のことはわかった。





「辻村ちゃんから許可貰った!」


「じゃあ僕の写し終わったら見せるね」


「心の友よーっ!」





有名なアニメの台詞を叫んだカネっちは

かなりテンションが高い

面白いムードメーカー的存在の

僕の大事な友達だ。