斗「・・・・・愛美・・・?」

愛「・・・・・・・・・・・・・・
  どこ・か・・・いく・・の?」

掠れた声だけどはっきり聞こえる。

斗「うん。
  少し話してくるだけだよ。」

愛「・・・・ひとりに・・・・
  し・・な・・・・・い・・・で・・。」

竜「愛美・・・。」

愛「・・・・・りゅ・・うや・・・?」

竜「ああ。」

愛「・・・・かおみえない・・・。」

竜「ん?どうした?」

竜也が愛美に近寄って顔を覗き込む。

竜「!!愛美・・・・・。」

愛「・・・なに・・・・?」

竜「寝てないのか?」

愛「・・・・うん。」

竜「・・・・・そうか・・・
  とにかく横になれ。」

愛「・・・・やだ。」

竜「なんで?」

愛「ねちゃう。
  ねてるうちに・・いなく・・・・・
  なったらいや・・・・。」

竜「でも愛美くまできてる・・・。」

愛「そんなの・・・どうでも・・・いい。」

竜「だめだ。
  寝ろ。」

愛「いや・・・。」

竜「愛美。」

愛「や」

なんだこれ・・・・
妹をあやしてるお兄ちゃん?
なんか和む。