平安異聞録-お姫様も楽じゃない-




新しく知り合ったのだから、どういった性格なのかをしる必要がある。



「そーいや、聖凪って東宮に嫁ぐんだってな?内裏でご乱心なんて事にはなるなよっ!!」



この、やけに軽々しい口調でお気楽な性格なのは青龍。



白髪の短髪で、上は陣羽織の様な物だけで下は、指貫とも袴とも言えぬ物を身に付けている。



「姫、何でもおっしゃって下さいね?何時でもお力になれるように、ご尽力いたします。」



優雅で優しい面差しのアタシより、少し年下と思われるのが朱雀。



桜色の長い髪が輝いており、大陸の貴族の姫の様な格好をしている。



「聖凪っ、これからよろしく頼むわねっ!!」



明るいのに妖艶で、謎めかしいアタシより十は離れて居るだろうこの女性が玄武。



濃い藍色の髪を頭の上で綺麗に束ねている。胸元が大きく開いている、足元よりも長い濃紺の単衣の様な物を着ていて、中からは藤色のさらしの様な物を巻いている。



「姫、命に代えても御守り致します。」



礼儀正しく、大人な雰囲気を持ち、どことなく青龍に似た風貌をしているのが太陰。



栗色の短髪で、やはり格好も青龍と類似している。違うのは、召し物の色と腰に剣がささっていない処だけだろう。



「姫、いつでも俺が遊んでやるからなっ!!仲良くしようぜっ!!」



青龍にも劣らないであろう元気があるのが白虎。



丁度桂や榊と同年代で、紅い髪は翡翠と同じくらいの幼子の様な髪型をしている。黒い袴で黒い肩までで切られている、単衣の様なものを身に付けている。