「よし 千尋!!遊ぶか!!」



握っていた手を強く握り直して駆け出した



「まじ〜?」


「まじまじ!!」



かわいいなぁ



「あー!!ブランコ久々!!」


ブランコに乗って全力でこいでる

「おい 千尋も乗れって!!気持ちいーぞ」




促されて私もブランコに腰掛けた


後ろまでさがって一蹴り



足が離れたことによって前へと動く

と同時に足を伸ばして後ろに行くときに曲げてまた地面を蹴った





少しずつ振り幅が大きくなって…


二人で風をきった





「ふっ…あはは…!! 気持ちいー!!」


「だろっ!?」




「でも なにやってんだろうね もう高校生なのに笑」


「何言ってんだよ まだ 高校生だろ?」


・・
まだ高校生なんだ…



もう高校生だと思ってたのに



「俺らまだ若いんだぜ?人生何十年生きるんだよ
仮に80年だとしても高校生活たった3年間なんだぜ?」