キミへ

「え!?違うなつきなんかい!
確かにこれは美少女とは言えんなー」



なつきという女を叩きながら
女は笑い始めた。



「もう!失礼だよ!!」



頬をぷくぅーとさせているのは
わざとなのか、無意識なのか。



「…でも」



こっちに急に視線を変えて
首をかしげてなつきは言った。



「なつきって名前のコ、
この学校あたしだけだよ?」



は…?でもあいつは確かにナツキって。



どうなってんだよ。



やっぱ俺は幽霊でも見てたのか?



あいつは一体誰なんだ?