キミへ

これも全部ナツキのせいだ。



あの日から俺の中はあいつでいっぱいだ。



クラスも聞いときゃよかった。



俺と仲の良い奴は全員知らないと答えた。



まるで全員がナツキを隠してるみたいだ。



「なぁ、お前ナツキってやつ知らねぇ?」



俺はキレてる女に聞いてみた。



あんだけ可愛かったらフツー目立つだろ。



幽霊と遭遇しちまったのか?俺は。



「なにー?ついに本命できちゃった感じ?」



急に機嫌を直して女はニヤニヤしだした。