数時間後、仕事もひと段落して美結の様子をみにいくと…
えっ、、いない。
あるのはポタポタと液体が出てる点滴と、荒れた布団。。
どこに行ったんだよ。
とりあえず探すか。
病院内を探し歩いていると、、
みつけた。
どうやら出口に向かっている。
そっと近づき美結の腕をつかんだ。
美「ビクッ! …かぃ……」
俺「なにしてんのかな??」
美「…かえる…」
俺「まだ点滴終わってないからダメ。熱もあるし喘鳴もあるから点滴しないと。発作でるよ?」
実際熱も測らせてもらえないし聴診もさせてもらえないから抱きしめた時の感覚でしかわからないが、かなり熱い身体と心音からして間違えないと思う。
美「…いぃ。…点滴しなぃ。。」
かなり不機嫌な美結。
俺「しないはなし!美結が点滴ぬいちゃうからだよ?」
美「…ぃやなの…」
そんな可愛い声で言われても…
やらないわけにはいかない。
発作が出て苦しむのは美結だから。。