不意に
予想もしていないタイミングで
君はキスをしてきた。
濃厚な
体温の高い
むしろ君の体温そのものの
熱いキスをした。
今度は3秒どころではない、
深いキスを。
君も僕も
ただ赴くままに。
頭皮に鳥肌が立ち、
吐息を感じながら、
いつまでも、
いつまでも、
何度でも、
何回でも。
放課後の教室が、オレンジ色から赤に変わるまで
君と僕の
二人だけの世界を堪能するように、
最後のチャイムが、一生鳴らないで欲しいと願うように。
時には優しく、
そして激しく、
抱き締めあいながら、
深いキスを求めあった。



