二人の秘密。〜短編・学園LOVEstory①〜




不意に


予想もしていないタイミングで


君はキスをしてきた。



濃厚な


体温の高い


むしろ君の体温そのものの
熱いキスをした。



今度は3秒どころではない、
深いキスを。

君も僕も
ただ赴くままに。


頭皮に鳥肌が立ち、
吐息を感じながら、

いつまでも、
いつまでも、
何度でも、
何回でも。



放課後の教室が、オレンジ色から赤に変わるまで

君と僕の
二人だけの世界を堪能するように、

最後のチャイムが、一生鳴らないで欲しいと願うように。



時には優しく、
そして激しく、


抱き締めあいながら、
深いキスを求めあった。