冬が過ぎて、春が来るころ。
朝綺は、氷の中で眠りに就いた。
モニタに、ひとつ、言葉を残して。
〈麗、愛してる〉
そのただ一言に、あたしは生かされている。
歩みを止めないと誓った。
朝綺のためにもう一度笑える日を夢に見ながら。
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ティアキス
―あなたのそばがあたしの居場所―
おしまい
☆.。.:*・゜
突発的に書いてみました。
異世界ゲームシリーズの麗と朝綺でした。
『ログイン―異世界ゲームがあたしの居場所―』の約2年後、『リヴオン―異世界ゲームで恋に落ちたら♪―』の約4年前です。
本編と関係なくお読みいただける内容になっていたとは思います。
やるせない話を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2015.12.03



