ジメジメとしたなか、俺は授業を聞き流しながらメールを打っていた。


予習はちゃんとしたため少しぐらい聞かなくとも大丈夫だ。

そして今打っている内容は茜の例の件だ。


メールアドレスはサイトに貼ってあったためすぐに特定出来た。みな、結構近くに住んでいるらしくメールが届かなくとも自ら出向けば注意喚起ぐらいはできるだろう。


だが、今回が初では無いだろう。
それを放置するというのは俺の...StarDustの流儀に反する。

そのメールで諦めることがないようであれば本人が何もしないようにどうにかするしかないんだろうな...


正直、面倒事は嫌いだが、俺から手を突っ込んだのだから俺の手で終わらせるしかないだろう。


俺は先生に気付かれないよう静かに、だが深く溜め息をついた。