胸が、ズキリとする。 「だよな!俺ら、“幼なじみ”だもんな。さっきも言ったけど、もしものはなしだからな!」 自分で言って、自分で傷つく。 ここのなかに、俺はいない……。 泣くときに、俺にぎゅっとしがみつかれるたびに思っていた。 ───このまま俺を、好きになれ……。