箱をみつめているここにといかける。 ここがゆっくりと俺のほうに顔をむけて、俺の顔をジッとみつめる。 ……っ。 目が、あう。 ───だけど……、 「心と颯人は、そういうのじゃないでしょ」 ここの瞳には、 俺はうつっていなかった───。