「っ、うそだぁ!うそだ、うそだ、うそだ。おばさんのうそつきっ……!」 泣きさけぶここの声が、俺たちのいる3階の廊下に響きわたる。 「っ……心ちゃん……」 赤ちゃんをあやすみたいに、ここの背中をやさしくさする。 すると、いままで光っていた手術中の赤いランプが、いきなり消えた。 そして、中から先生がでてくる。