間じかで見ようと、先輩の手を引いて、海辺まで近寄る。


その時人影を見つけた。




「あれ、先輩。

もしかして―」


「うわぁ...ありえない」




あたしはそこにいる2人に声をかけた。


「しゅうっ?」


「んあ?」




なつみはぱっとしゅうから離れ、顔を赤くしていた。


「な、何でかすみがこんなとこにいんだよ!?」



驚いているしゅうに、あたしは先輩の手を握り締めた。


「先輩とデートなんだ」



過去のこと思い出しちゃったから、何となくしゅうの顔見づらかったけど―。