「車の免許取れたんだっけ...?」 「そんなん高校卒業する前に取ってるちゃうねん! やーっぱ、かすみのこと思い出してたんやろ?」 「あー...まぁ。 でも色々あったよな」 「...まだ好きやない?」 俺を見つめるなつみに、そっと頬に触れた。 「いつの間にか―、かすみよりなつみのこと。 考えてたんだよなぁ」 「え...」 「多分好きだと思うぜ」 俺はそっとなつみにキスをしようとした――。