病院に届けてもらった参考書。 時々やってくる母さんに教わったりして、何とか勉強を進め――。 「母さん、合格だった?」 俺の代わりに合否を見てきた母さんは、書類を見せてきた。 「凄いじゃない、しゅう」 「へぇ...俺やれば出来んだ」 合格、と書かれた一枚の紙。 本当は一番初めに見せるのはアイツだったはずなのに―。 「明日...久しぶりに学校へ行ったら?」 ぽつりと呟いた母さんに俺は頷いた。 「そうだな」 俺は痛くも無い体に、疑問を持ちつつ、退院の準備を進めた。