思い出が増えるほど、
しゅうを好きになっていって。
だから受験の時――。
いきなりそっけなくなってしまったあの日。
あたしは本当に苦しくて。
辛くって。
毎日泣いてばかりだったんだよ。
しゅう。
いつだって、あたしを泣かせたりして。
誰かに何か言われたときは、一番に飛んできてくれて。
怒ったときも、
全部しゅうはあたしのためで。
――今更だけど、しゅう。
あたしね本当に出会えてよかった、ってそう思ってるんだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…