(結構、言い過ぎた...かも) なぁんて、と笑いかけたとき。 「そうかもね...。 あの時引き止めればよかったんだけど。 僕も強くはなかったようだし」 「今は強いんですか?」 「うん。多分ね」 「の、ワリには...。 よそ見して車に当たりかけるなんて」 「君は毒舌だね。それもその先輩に?」 あたしは頷いてから、微笑んだ。 「...あの先輩はいつもずるいですから」