加賀美の言葉に今まで流せなかった分の涙が溢れ出た




「っ私だって人間なんだから傷付くに決まってんじゃん!何で私ばっかりっ…私だって普通に人と話したかったけど、怖かった!…っ加賀美は、人の心にズカズカ入って来たと思ったら見透かした様にサラッと助けてムカつく」




泣いて今までの溜めていた思いを口に出していく私




「ずっと、寂しくて孤独で怖かった……助けて欲しかったけど、私は1人だったから助けてを呼べなかった。加賀美は、私を裏切ったりしないのか?」




「するわけ無い」




「信じて良いのか?」




「信じてイイよ」




「ありがとう、加賀美」




そう言って私は、何年かぶりに笑顔になれた




「…っ//いきなり笑顔って反則だよ」




そう言って加賀美は、左手で自分の顔を隠して、右手で私の頭をポンポンと撫でた