イケメン王子と雪女ちゃん




「何とも思って無いってのは、嘘。傷付かない人なんて居ないよ。本当は、寂しいんじゃないの?でも、人と関わるのが怖くて自分の気持ちを隠してる」




コイツは、本当何者なんだろうか…




「全部当たってるよ。自分が傷付かない様に仮面被って人を遠ざける。これが今の私。こうするしか無かった」





「別に全員と仲良くしなくてイイと思う。ただ、皆が凛那を傷付けた様な人ばっかりじゃないって事は覚えて置いて。少なくともオレは、凛那を裏切ったりしない」




今まで見たこと無い真っ直ぐな瞳




「1人で全部抱え込まないでさ、オレにも半分分けてよ。寂しいなら寂しいって泣いて良いんだよ。無理に強がんなよ。オレがいつでも駆けつけて助けるから」