悠人に呼び止められた?なんだろう?
やけに真剣な顔をしている。

「俺と、結婚して欲しい。もしかしたら、さっきみたいに傷つけるかもしれない。でも、俺は絶対に桜以外は好きにならない。それに、他の男にも本当は見せたくないんだ。だから、俺は桜が仕事を辞めてもいいと思っている。でも、それで桜の良さを消して欲しくない。今みたいに、コーヒーを入れている桜も綺麗だけど、仕事をしているときの桜の方が何倍も綺麗だ。こんな俺だけど…結婚してくれますか…?」


涙しか出なかった。そんなの悠人以外いるわけないじゃん。


「はい…!こちらこそよろしくお願いします…!」


最後は涙でなにを言っているのかわからなかったかもしれない。