電源ボタンを、爪でひっかく。 またも、強烈なあせりがこみあげて、いそいで、ケータイをしまった。 こんな不安な状態では、まともに話しもできやしない。 今は、ゴウダをさけることしかできない。 さけて、逃げて、音楽がフェードアウトするように、関係をフェードアウトする。 それまでは、一人になりたくない。 朝は、寮生にまぎれて登校するからいい。 問題は、下校。 つまり、今。