ひょいと立ちあがり、はずみをつけて、上へ跳ぶ。 足がするするのぼっていく。 まもなく、ゴウダの押し殺した声が、降りそそいだ。 「じじい、もっぺんいってみろよ。なに? きこえねえよ。ああ?! だから、きこえねえって。なんだ? いいたいことねえのかよ。だったら家もどれ。もどって、クソして寝ろ。おい、待て。戸締まり忘れんなよ。最近ぶっそうだろ? 女子供がいないといいけどな」 声が絶えた。 と思ったら、ドスン!