「酒、たりてるか」 さげた瓶を、ちょいとかかげる。 「もういらない」 あたしは、二の腕をさすった。 「それより寒い」 「そんな、ヒラヒラしたもん着てるからだろ」 「だって、このワンピース、かわいいんだもん。かわいいって言え」 「かわいい、かわいい」 「ほれたな?」 「ばかだろ?」 「天才なり!」 「天才なり、はこれ着てろ」