幸せはつづく。 ハハオヤに送りつけた「夏休み滞留届」のプリントが、ぶじ、サインと押印つきでもどってきた。 すぐさま、学園に提出。 これで夏休み、ハハオヤの家へ帰らないですむ。 一緒に手紙も入っていたけど、読まずに即、ゴミへ。 ざまあみろ。 「そんなに家、帰りたくないのかよ」 校舎前広場のベンチ。 ゴウダは、膝のあいだでバスケットボールをついていた。 「でもさ、夏、ここに残って何すんの? あ! おれ、いいこと考えた」