あたしの全身の神経が、胸の内をツンとつきぬけて、一直線に、上下の唇めざして走った。 あとはもう、 ゴウダの熱を、 うるおいを、 匂いを、 うめきを、 味を、 限界をこえて、身内にすすり込もうとつとめ、ゴウダにそそぎこもうと尽くした。 あたしの冴えとがった神経が、唇からひるがえって、 胸を、 下腹部を、 内股を、 足指の先っぽまでを、 くまなく刺しつらぬいて、にぶい甘みを肉体にひいた。