「うるさい! だまれ! むかつくんだよ!」 そのたびに、ハハオヤは体裁をとりつくろう。 「今朝、飛行機の時刻が早かったので、きっと疲れているんです。根はやさしい、いい子なんです」 二時間後、 おつぎは、女子寮の管理を任されているという、おばさんを前にして。 「うるさい! だまれ! むかつくんだよ!」 あたしのセリフに、おばさんはギョッと目をむき、弁解するハハオヤを、逆になぐさめた。 その後、おばさんの運転する軽自動車で、あたしの入る寮へと出発した。