あたしは、いさんで公衆電話をさがした。 果物屋の店先にみつけ、店員に紙幣を両替させる。 受話器を取りあげ、ありったけのコインをもどかしく投入。 ケータイのメモリを探し、公衆電話のプッシュボタンをめり込むほど、しっかり押す。 十数コールまって、友だちの声がきこえてくると、泣きそうになった。 「ジュリア? あたし、アヤノ! リタ!