冬休みがあけて、新学期がはじまった。 ナカガワの机にメモをのこす。 よく日の昼休み、科学準備室で待ち合わせ。 早めに行ったつもりが、ナカガワは、すでに来て待っていた。 「これ、残り全部ってわけじゃないけど」 金の入った封筒をさしだすと、ナカガワは遠慮がちにを受け取って、指さきでそっとなでた。 「ありがとう。無理したんじゃない?」