おちてやろうではないか。 うじうじ迷い虫は、したたか悪女に開き直った。 あたしは、もっと、とせがんで身を擦りよせるかわりに、ゴウダのざらつく顎を口にふくんだ。 なめさがっていって、ノド笛に喰らいつく。 ゴウダがあえいだ。 指をいれて、あたしの上下の歯を開かせる。 「てめえ、窒息するだろうが! 殺す気か!」 「そう、殺す気」 あたしは、ゴウダのしわがれた咳にうっとりときき惚れる。 ノドについた、唾液でてり光る歯形にみとれる。 考えなしに、口をついてでた。 「ねえ、今度、ラブホ行こうか」