人工、天然のさかいなく、赤やオレンジ、黄金の炎をあげる秋景色。 そこに侵入する、よい闇ブルー。 街路につらなるウインドウにうつった、めずらしいカラーのメルセデス。 あたしは、そくざに思いだした。 「これ、あずかりもんだから禁煙」 そんな忠告をして、ゴウダは以前、同色のメルセデスを運転していた。 援交をすすめて、こうもいった。 「時計はブルガリ、車はメルセデス。女子中高生が大好きなんだって。ワシオさん」