あたしは、胸もとをおさえた。 どうにか、言葉をはっする。 「ばか?」 「神。そして、おまえは女神」 ゴウダは、まじめくさって断言。 それから、リングをせかせかと台からはずす。 「こんなの、恥ずかしくてやってらんねえよ。ほら、はやいとこ左手だせ」 「やだ」 あたしは、条件反射でこたえた。 「なんで! おれ、夏休みまえにプロポーズしておいただろ? おまえ、断らなかっただろ?」