ゴウダに返してあたりまえ、と思っていたが、ナカガワの金をそんなことにあてていいのだろうか。 ナカガワに、このまま返してしまおうか。 どうせ、ゴウダに身投げする覚悟はしてきた。 どうしよう。 どうしよう。 右に、左に、たたらを踏んでしまいそうな、おぼつかない気持ちがしていた。 ちょうど、うねる空き缶タワーの頂上に、あやうく立っているような感覚。