おそるおそる向きなおると、ナカガワが、茶封筒を、二つに裂いていた。 「あんた、なにしてんの!」 ナカガワは平静。 ざつな手つきで、はじをピッと切りはなしながら、 「ヨシダさんがもらってくれないなら、こんな金、意味ない」 さらに、裂いた封筒をかさねて、まんなかを前後にねじる。 「まって!」