「そう、関係ない」 ナカガワは首をたれて、大人びた、ほろ苦い笑みをうかべた。 「おれが、かってに関係したいだけ。ヨシダさんがこの金つかってくれれば、おれは、それで満足だから。あげる。返さなくていいよ」 あたしの警戒心が、アラームを鳴らした。 こんなおいしい話、あるわけない。 世の中、ギブアンドテイク。 「あんた、金とひきかえに、あたしに、何させる気?」